天体写真は経済速度で

資金不足ながら天体写真をやっていま...

Uranus-c Proっす。対戦よろしくお願いします!

どうも、初めまして。よっしーとりぷるおーです。

Uranus-c Pro を購入したので、初心者目線から簡単にレビューしてみます。

詳しい性能を知りたい方は、あぷらなーと様のこちらのブログをご参照ください。

apranat.exblog.jp

 

簡単な紹介

 外観はカーボンな黒いボディに赤い線が入っています。黒い感じがかっこいい(小並感)。個人的にはZWOのTHE共産主義...じゃなかった、桜井美影の髪色のような赤いデザインも良いのですが、少し淡泊な感じがしてあまり好きでは無かったので、こういうデザイン面での選択肢が増えてくれてうれしいです。

 

redcat51にセットしてみた写真です。 

 

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邪神ちゃんドロップキック第4巻 第47話から



 

※日本ではまだ発売されていないので、現在(2023年10月)の入手手段は個人輸入ぐらいだと思います。

 

 

一番気に入ったのは…

 

 

 

 

 

という事で一番気に入ってるのは値段でした。というのも購入した当時の価格が

549ドルで、当時約8万円!

しかもPlayer-oneさんは送料無料で、その価格のまま購入できたのです!めちゃくちゃ太っ腹ですね。感謝ですね~(*´ω`)

 

個人輸入するときは関税や消費税がかかるのですが、カメラは関税にかからないらしく、また消費税の納税等の知らせも無かったため、ポチったときの価格で購入できました。消費税はPlayer-oneさんが払ってくれたのかわかりませんが、正直不安...

 

ではなぜこの値段が気に入ったのか?

スターベースさんのブログを拝見すると、

starbase.hatenablog.jp

 一番安い冷却カメラでも、10諭吉必要になるわけですよ。これはあまりバイトをしたくない怠惰な自分にとっては、やはり高い値段であり、天体写真に興味を持って、デジカメからちっとステップアップしようかな~と思っているゆるふわ天体写真家にとっても、上げた足を下ろさざる負えないような、そういう価格帯になっている気がします。

 

 そんな価格帯のなかで2万円ほど安く買えるUranus-c Pro は、冷却CMOSの中での新たな選択肢になりうると思います。

 

ちょうどよいセンサーサイズ

 

 このUranus-c pro には1/1.2型のセンサーが搭載されています。

 これの何がちょうど良いのかというと、天体写真と電視観望を同時にこなせるセンサーのサイズということです。

 

電視観望のイメージ

30秒47フレームをライブスタック

30秒33フレームをライブスタック

これが実際に行った電視観望のリザルトです。

望遠鏡はredcat51を使用しています。焦点距離250mmの望遠鏡ですが、そこそこクローズアップして撮影することが可能です。電視観望適正は、今までのUranus-cのレビュー記事や動画を見ても納得できるものだと思っています。

 

天体写真のイメージ

Exposures: 6 × 120s, Gain: 200
Telescope:Redcat51
Mount: Star Adventurer GTI

実際に山梨にいって撮影した時の画像です。

焦点距離250mmのRedcat51と合わせて使ってみると、こんな感じの画角となります。

ダーク画像は引いてない状態です。NXTを使ってノイズ処理はしているのですが、やはりデジカメでは撮れないような気がします。知らんけど...

 

M42

M31

 

 焦点距離が短くてもこのこれだけの画角を確保できるのは、経済的にも良いことです。フルサイズのカメラでこれだけの画角を確保するには、より大きな望遠鏡を必要とし、かつ重量も増えるため、より良い赤道儀も必要となります。

https://astronomy.tools/calculators/field_of_view/?fov

このサイトでシミュレーションしてみると

同じような画角を確保するには、やはりより大きな望遠鏡を必要としてしまいます。

自分のような底辺大学生にはとても買えませんし、それを稼働できる赤道儀もありません... まったく金のかかる趣味なこと

 

まとめ

 つまり、Uranus-c Proのセンサーサイズであれば電視観望もでき、迫力のある天体写真も撮れ、焦点距離の長い望遠鏡も必要としないというちょうど良いセンサーサイズなのです!また、アンプグローもないですしノイズも少ないので、普通に性能の良いカメラだと思います。

 

※シミュレーション上の話なので、実際撮影するとどういう感じなるのかは分かりません。あくまでも個人の感想です。

 

最後に

 地学部時代の先輩に、「天体写真を撮りたい」という話を嬉しいことに持ち掛けられ、いろいろ説明していると、撮影から画像編集までやることは多いし、機材は金がかかるし、高速代も燃料代もかかるし、冬の撮影は寒いし動物の鳴き声は怖いし、正直言って人におすすめする趣味じゃないなってちょっと思ってしまいました。ゆるふわ(資金不足)天体写真趣味を良く続けてるなって。

 

 ただ、このUranus-c Proは前項で説明した通り、汎用性があり、経済的な側面を持っていると使ってて思いました。ガチと初心者の狭間にあり、大きな望遠鏡、大きな赤道儀を必要とせずに広く天体趣味を楽しめるし、経済的なので続けられる、これこそがゆるふわ天体写真なんじゃないかって思いました。まあ経済的って言っても相対的ですけどね。

 

 

以上、Uranus-c Proの簡単レビューでした!

気軽にコメントしてもらって構いません、答えられる事なら何でも答えます!

 

全体写真 横にいる旋盤ちゃんは全高80mmほどです。参考程度に