天体写真は経済速度で

資金不足ながら天体写真をやっていま...

CMOSセンサーを冷やす魔法...

 

OMD em-5 mkⅡから始まり、EOS kiss x5 天体改造を経て、       

            私は冷却CMOSを手に入れた...」

 

ということで、どうもよっしーとりぷるおーです。

Uranus-c Proを何回か使用したので、その感想を雑記していきたいと思います。あくまでも私の環境下で使用した感想なので、流し読み程度で読んでもらえると嬉しいです。

 

バランスが悪かった...

 天体写真の撮影は、三つの要素の合わせ技で構成されています。まず追尾性能を決める赤道儀、星の光を集める望遠鏡、そしてそれを取り込むカメラ。これらの要素のバランスが、良い天体写真を撮るうえでの基礎になってくると思っています。ではここで私の構成を見ていきます。

赤道儀:SA-GTi

望遠鏡:Redcat51

カメラ:Uranus-c Pro

 この機材構成の問題点として、「SA-GTiの追尾性能の限界を超えてしまっている」ということです。つまり、焦点距離250mmとUranus-c Proのセンサーでの画角は35mm換算でだいたい600mmから700mmぐらい?の画角になってしまい、ガイド性能が許容できる範囲を超えています。そのため、天体写真を撮影する上ではそれが問題となったのです。

以下はその作例で、露光時間が120秒の画像を、400x400pixelの範囲で画像中央をクリップしました。

これを撮影した時は風がほとんどなかったので、純粋なオートガイドありのガイド性能かなとおもいます。ただ、以下に示す通り赤緯のガイドは切っていたのでもう少し良い結果にもなったかもしれません。(曲軸はしっかり追い込みました)

かなり気流の良い日は意外とSA-GTiでもなんとかなるのですが、そういう日はそうそうないので、やはりバランスの悪い構成かなって感じです。

ではこの機材構成で最適な望遠鏡は何か?

 自分的にはFMA135がちょうどよいと思います。というか望遠鏡という製品の中ではそれが一番焦点距離短いので。もっと短い焦点距離の望遠鏡があれば教えてくれるとめちゃくちゃ嬉しいです!

他の選択肢としてはカメラレンズを取り付けるぐらいですかね。ただZWOのカメラアダプタをUranus-c Proで使うのにはオスメス変換のリングが必要みたい。買うならNorthernCrossのアダプターとかボニキのアダプターになりそう。今のお財布事情的には、NorternCrossのアダプターと三脚座を買って家にあるキットレンズで撮影かなって感じです。余裕があればこんど試してみようと思います。

 

冷却CMOSは時間的余裕が生まれる!

 これはUranus-c Proに限った話ではないのですが、家に帰ってからダーク画像が撮影できるので、夜の時間を最大限撮影に回すことができます。これめっちゃ嬉しかったです。デジカメ使っているときはダーク画像まで撮ることを逆算して撮影していたので、長く撮影はできませんでした。冷却カメラではそのダークを撮る時間も撮影に回せるので、一晩の露光時間が伸ばせる!個人的にはこれが冷却カメラを手に入れて一番良かった理由です。

 

そんな感じで使った感想を適当に書いてみました。他に思ったことがあれば随時更新していこうと思います。