銀河の隅で、惑星をせこせこ写す
どうも、よっしーとりぷるOです。
数年ぶりに惑星撮影を始めたので、過去と共に記録していきたいと思います。
時は2020年、当時高校2年生。地学部の機材だったSD81sⅡとEOS kiss Fを用いて撮影した木星と土星の写真がこちらです。
当時CMOSカメラなんて機材は無かったので、拡大撮影を使ってデジカメで何枚か撮影したものをコンポジットして撮影しました。(実は地上波に出た写真でもあります(*´ω`))
そして2年後の2022年夏、当時大学1年生。葛藤と共にシュ○ットさんのジャンク市でC8を購入しました。
店舗で購入し送ってもらおうと思ってたのですが、「これぐらいのサイズは素手持って帰っている人もいる」と店員さんから聞いたので、自分も多魔地方まで素手で持って帰りました。ただ、普通にきつかったし汗だくになりながら帰ったので、もう二度としませんw
それから期間が空いて2023年11月。CMOSカメラを購入し、小海の星フェスでバローレンズとフィルターを入手したのでついに撮影を開始しました。やたー!
そういえば、ファインダー台座を取り付けるためのインチねじも買いました。
ただ、最初に撮影を始めたときに過去の情報をアップデートしてなかったからか、AVIで保存しようとしてました。さらに、それも無かったから名前の似ているADVで保存したのですが、結局編集できずお蔵入りになりました。正解はSERで保存するそうです...
デカすぎんだろ・・・(ファイルサイズ)
というわけで来る2023年11月19日に撮影した画像がこちらになります。
まず事前情報として、IRpass640フィルターで撮影した画像をL画像としてLRGB合成するというプロセスは知っていたので、L画像とRGB画像を撮影しました。
IRpassフィルターで撮影した画像です。Uranus-c pro はカラーカメラなので、赤く写ってます。これをpixinsightで読み込んでL成分を抽出してwinJUPOSで合成しました。
そしてUV/IRcutfilterで撮影したRGB画像です。デローテンションしてスタッキングしたので、なめらかで完成画像よりかは見やすいですがディティールは劣りますね。
このカラー画像を作るにあたってデローテンションを何回か繰り返しやったのですが
強調すると木星の東西方向にデローテンションで出来る枠線?みたいのが出てきて、このままLRGB合成すると良い画像にはならなかったので苦労しました...
正直LRGB合成しなくても良いのでは...?完成画像と見比べてみると
ノイジーさと引き換えにディティールを手に入れたって感じ...?ですかね...
とりあえず過去の写真よりかは良いので撮れたので満足です!!ただ機材を出すのがめんどくさい...あと夜露対策もしなければ...
最後に総ファイルサイズ数・・・
P.S.
ということで天体写真についてのフリーの網羅的な教科書をWeb上につくるために、Wikiをつくりました。
— ︎ (@log_jd) 2024年1月20日
前途多難ですが0.1ずつ書き足して最終的に100にできたらいいなと思っています。編集に参加していただける方は↓https://t.co/zys5RdX9LZ
私ではないのですが、天体写真の様々な情報を集めたwikiを作るという取り組みが始まったので、これを見たつよつよ天体写真戦士の方は参加してほしいです!